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 声を磨くか否か?

 「これからボイストレーニングに取り組もうかな・・・。」とお考えの方は、
一体、どういった理由からそうなったのでしょうか?

 この『自然音楽 ボイストレーニングとカラオケ上達法』は、
閲覧して下さっている方々の支えのお陰で、もうすぐ開設1年半になります。

 今でこそ、閲覧して下さっている方々にしっかりとご説明する事、お伝えする事を心がけ、
文章を書くのにも多少は慣れてきましたので、マシにはなってきていると思いますが、
最初は、“感覚では分かっているけど、うまく文章にできない。しっかり整理できない”
といった私の力不足、勉強不足から、しっかりと内容が伝わらないような記事が
いくつかありました。

 そんな中で、【カラオケ上達法】と【ボイストレーニング】を、もっと分かりやすく、
明確に分けていかなければならない
、という事に気が付いてきたのです。
最終的に、この【カラオケ上達法】と【ボイストレーニング】というのは、
【歌唱力】というところに繋がりますが、そこに至る方法や道のりは、1つではないのです。


 『地声でよい』、の真意

 さて、私はこのサイトを立ち上げた当初、『カラオケを歌うには地声がよい。』といった内容の記事を
いくつか書きました。そして、全ての『声の中で地声が一番良い。』といった表現もしてまいりました。

 その考えについて、やはり今も変わることはありません。
ただしかし、「え・・・?地声じゃ歌なんか歌えないよ。」というご意見を、ボイストレーニングをされている
方ならば、きっとお持ちになっている事だろうと思います。
これについての私の意見を以下に述べさせて頂きます。

 まず、日本人にとって《地声=話し声》である、という見解は、多くの方に
納得していただけるモノではないかと思います。

 しかしながら、“話し声”というのは非常に音域が狭く、歌唱には全くの不向きです。
そして、多くの日本人は『独自の癖』をもっており、更に歌唱に向かない声に
なっているという側面も、あります。

 その、日本人の“話し声”や『独自の癖』の原因は、ほとんどの場合『咽頭が上がってしまっている
という部分から始まっていると私は考えています。喉仏が高い位置にあるのです。
(※ 音の響きにくい日本家屋では、咽頭を上げた甲高い声でなければ会話がしづらかった、
という見解があります。)
これを下げた状態、つまり
咽頭が下がって、喉が(具体的には口蓋垂―咽頭後壁の間)が広く開いた状態』こそが本来の
“地声”であると認識しています。

 すなわち、私にとっては《地声=話し声》であるという図式は、必ずしも正しい見解ではないのです。
多くの方は、本来の“地声”を知らない、もしくは忘れてしまっているのではないかと思います。
女性は特に分かりやすいですが、男性も同じく、本来の声は普段の会話の時よりもずっと低いはずです。

 その“地声”を思い出せば、カラオケは十分に歌えると思います。もちろん、別の記事にも書いた事ですが、
『楽しむ事』が一番の魅力であるのがカラオケですから、“咽頭の上がった話し声”で無理矢理歌っても、
みんなが楽しい時間を過ごす事ができたらそれでいいのではないか、とも思います。


 カラオケ上達とボイストレーニング

 さて、私は『カラオケは音程やリズムが取れて、それなりの声量があればそれで十分』という事も
何度も書いてきました。

 先程も書きましたが、カラオケは娯楽であり、みんなで楽しい時間を過ごせることが一番です。
極端な話、みんなが「楽しかった!」と思えるのなら、音程が外れていようが、リズムが狂っていようが、
それでも構わないと思っています。

 ところが、歌っている本人も、聴いている人達も、音程やリズムの狂いに「おや?」となってしまう事は
少なくないように思います。音程やリズムの狂いは、人間の耳や脳にとって『不快である。』という
判断をさせてしまうのが大きな原因ではないでしょうか?

 そこで私は、『カラオケ上達=音程・リズムの強化』という位置づけをする事にいたしました。
それに対し、“ボイストレーニング”は全く異なる位置づけをしています。

 ボイストレーニングとは、その名の通り『声の訓練』であり、歌の訓練ではありません。
従って、先にも書きました通り、まずは咽頭を下げた“地声”を出す感覚を思い出し、
そこから『呼吸法』、『発声法』を身に付け、呼吸と声帯のコントロールを強化していく事で、
声そのものを魅力的に磨き、鍛え上げていくというのが大まかな流れになると考えています。


 少し長くなりましたが、これから“ボイストレーニング”に取り組もうかとお考えの方は、
一体どのような目的をお持ちなのでしょうか?
音程やリズムを正確に取れるようにする為なのか、声を魅力的に鍛え上げる事なのか、
その目的によって、あなたのすべき事は変わってくるのです。



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