音楽って・・・分かるの?

今から2、3年前の話になりますが、当時私はある女性ヴォーカリストの
サポートメンバーとしてドラムを担当していました。
そのバンドでのライヴが大阪であったんですが、その時の出来事を書こうと思います。
ライヴの為に5、6ヶ月間の練習期間を取り、他の楽器のメンバーも
頼りがいのある素晴らしいメンバーだったせいもあって、本番のステージは
順調に進み、もう次で最後の曲という時でした。
「次の曲で最後になるんですが・・・」と、ヴォーカリストがマイクを取り
ちょっとしたトークをしようとした瞬間、まるでそのトークに相槌を打つかのように
会場のどこかで突然『ワンッ』っと聞こえました。
一瞬、会場がシーンと静まり返り、次の瞬間に大爆笑。
マイクを取ったヴォーカリストも少しの間どうしていいか分からずに
立ちつくしていたんですが、「え?ワンちゃんですか?」と一言。
まぁ、確かにネコちゃんじゃないですな
あまりに意外な出来事で、そう言うのがやっとだったそうです。
とりあえず最初に思ったのは、『ライヴハウスってペット連れてきてもいいの?』
という事でしたが、後からスタッフさんに聞いてみると、
「そんな人は・・・あんまり・・・いませんから、ね・・・決まってません。」との事でした。
・・・確かにそうかもしれない。
次に思ったのが、犬は人間の音楽をどう感じるのか?という疑問。
普通に考えれば、音楽を『芸術』として認識できるのは人間だけなんだろうけど、
“音”である以上は、人間以外の彼らにも何かが伝わっているかもしれない。
特に犬の耳と鼻がもつ能力は人間よりも高いと言う。
今、ウチで飼っているワンコは、キンキンした高音(子供の遊ぶ声)や
重低音(雷、地震)がものすごく苦手で、雷が鳴るとどこかに隠れるような
仕草をして、「キュ〜ン・・・」という悲愴な鳴き声を出します。
それは苦手と言うより、動物が高音域や低音域の音を感知した時、
その音に警戒し臨戦態勢に入る、という本能からだと思います。
・・・という事は、スプラッシュシンバルのような高音楽器の音や、
バスドラムのような低音楽器の音を聞いたら悲愴な泣き声を出すのだろうか?
いくら思い出してみても、そのライヴ中にワンコが吠えたのは
ラスト一曲手前のトークが初めてでした。
つまり、それまで吠えなかったのは私のドラムの音がイマイチで、
彼らの本能に訴えかけて臨戦態勢を取らせるだけのサウンドに至ってなかった・・・
という事になるんでしょうか
ドラムセットなどの打楽器というのは、他の楽器と比べて『魂に訴えかける!』
といったイメージが強い気がします。ワンコの一匹二匹を震え上がらせる事ができない
ようでは、まだまだ甘いのかもしれませんね(笑)
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