共鳴の誤認

『共鳴』とは、ある物体の振動が別の物体に伝わる、
という事でした。
その際、『固有振動数』というモノがあり、
あらゆる物体は、“振動しやすい振動数”を持っている、
という事も分かりました。
よく、「高い声は頭に響かせて。」という表現を耳にしますが、
中には「頭に響かせると、高い声が出る。」という表現もあります。
実はコレ、またしても順番が逆です。
“共鳴”とは何だったか?
もう一度書きますが、『共鳴』とは、“別の物体に振動が伝わる”
という意味でした。
と、いう事は・・・。
声帯の振動が、どこか別の部分に伝わるという事です。
そして、高い音というのは、頭で共鳴しやすくなります。
理由はとても簡単で、頭の持つ『固有振動数』が
高音域にあるからです。
これらの事から分かるのは、
『頭で響かせると、高音が出る。』のではなく、
『高音を出したから、頭が共鳴した。』という事実です。
また、『頭で響かせると、美しい高音が出る。』
という話もよく聞きます。
力任せに高音を搾り出すと、確かに頭が強く共鳴します。
しかし、これはあまり美しく響きません。
単に、強い音を出したから強く共鳴しているだけ・・・です。
では、美しい高音とは何なのでしょう?
それを知るには、『倍音』と『響き』という
また別の“相手”の正体を探らなければなりません。
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