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声帯の振動

 声帯というのは、
『Vの字型に開いた声帯がくっついて、その隙間を空気が通り抜けるから振動する。』
というのが一般的なイメージだと思います。

 声帯の振動についてのイメージは、大体それで間違いないのですが、
肝心の最初の部分・・・“声帯がくっついて”という部分に関して、
これは一体何がどうなっているのでしょうか?

 中には、「声帯をコントロールするのが大切だ!まずはくっつける所から!」
と、考えている方がいるかもしれません。

 実は、これは間違いです。
声帯は、『空気を流せば、勝手に近付いて振動する』のです。

 では、どういう事なのかをご紹介します。



 百聞は一見に如かず。実際に試してみましょう。

 まずは、小さなメモ用紙を2枚用意して下さい。
用意したら、メモ用紙を左右の手に1枚ずつ持ちます。
その時、メモ用紙のはしっこを人差し指と中指で挟むように持って下さい

 次に、その挟んでいる指を口の前にできるだけ近付けて、
メモ用紙同士が向かい合うように構えてください。
メモ用紙同士の間隔は2センチくらいにして、口の前に構えます。

 では、その2枚のメモ用紙の間に息を吹きかけてみましょう。

 どうなりましたか?
2枚のメモ用紙がくっついたら成功です。

 これは、物理学に関する法則で、
ベルヌーイの定理』などと呼ばれているものです。
詳しくはコチラ Wikipedia“ベルヌーイの定理”

 2枚のメモ用紙の間に息を吹きかけた事によって、
その空間の圧力が下がり、メモ用紙がくっついたんですね。

 この現象が、声帯でも起こっているんです。
声帯の間に息を送る事によって、声帯は勝手に近付いて
振動を起こしている
んですね。

 つまり、コントロールなんかしなくたって、
「声を出そう」と思って息を送れば、声帯は自然と近付いて、
振動を起こすのです。

 





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