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ボイストレーニング Lesson4 『ロング・トーン』

 ロング・トーンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

 ブラスバンド部出身、または現役の方や、管楽器をされている方にとっては
とても馴染みのある練習方法だと思います。

 ロング・トーンで効果が期待できるのは、
音程をしっかりと支える事ができるようになる。
息を効率よく声に変える事ができるようになる。
音が響くようになる。
といった、“歌声の基礎”となる部分です。

 それ以外にも、ロング・トーンには様々な効果がありますが、
音ともっと親しくなる事。
音程を維持できるようになる事。
といった、一番の基本となる部分を目標にして
取り組んでみて欲しいと思います。

 では、実際にどうやってトレーニングをすればよいのかを
ご紹介します。



 1. 音叉やピアノといった、“正確な音程”を鳴らせるものを使って、
    “ド”か“ラ”の音を鳴らします。
 
 2. 鳴らした音と同じ音を、実際に歌ってみましょう。
    まずは普通の音量で歌ってみてください。
    発音は「ア」で歌います。
  
 3. 音叉やピアノで鳴らした音と同じ音を歌えるようになったら、
    今度はその音を長く伸ばして歌っていきます。
   
 
4. メトロノームを持っている方は、テンポ=60くらいで4拍、
    持っていない方は、時計の秒針で4秒間くらいの長さで、
    「アーーーー。」と伸ばして歌います。
    
    ※この時に、音量にムラが出てしまったり、
     音程が上がったり下がったりしないように注意!

 5.  4拍(4秒)伸ばしたら、4拍(4秒)休みます。
    この時、歌っている声は、4拍目(4秒目)に切るのではなく、
    次の休みの1拍目(1秒目)、ギリギリまで伸ばしましょう。

 6. それができるようになったら、伸ばす長さを長くしていきます。
    4拍、8拍、12拍、16拍、20拍・・・と長くしていきます。
    休みの長さは4拍(4秒)のままで、歌う長さだけを
    伸ばしていきましょう。
 
 7. 次に、4.〜6.を小さい音量でやってみます。

    小さい声だと、音量や音程が不安定になると思いますが、
    できる限り維持するように頑張ってみます。

 8. 次は、4.〜6.を大きい音量でやってみます。

    大きい声だと、息が持たなくなると思いますが、
    口をあまり開かないように、リキまないようにして、
    『最低限の息の量で音をめいっぱいに響かせる。』
    という意識でやってみましょう。

 ※注意点

 ・練習は、十分にリラックス(自然体)で行います。
  Lesson1でご紹介しましたが、リラックスというのは、
  無駄なリキみを取り除く、という意味です。

 ・音程の維持には、しっかりと神経を注ぎましょう。
  チューナーを持っている方は、それも使って練習してみて下さい。
  ただし、神経の注ぎ過ぎには気を付けて下さい。
  そのせいでリキんでしまったり、響かせようとする気持ちが
  疎かになっては意味がありません。

 ・音はまず耳コピします。
  相対音感や絶対音感がなくても大丈夫です。
  Lesson2でご紹介した、『耳コピ』を思い出しましょう。

 ・Lesson1,2,3、でご紹介してきた練習法を活かし、
  姿勢、聴いた音、呼吸など、総合的に意識して取り組みましょう。

 ・『響き』というのは、自分の体(胴体、頭)で音の振動を
  増幅させるという意味です。
  「体が振動して、音が響いている。」という感覚を掴めるように
  練習してみて下さい。

 



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