ボイストレーニングの目的

まず最初に・・・
“ボイストレーニング”と聞いて思い浮かぶのは、『腹式呼吸』
ではないでしょうか?
ボイストレーニング=腹式呼吸のトレーニングと思っている方は、少なくないと思います。
しかし、少しだけボイストレーニングから離れ、『発声(声を出す)』という事について
考えてみましょう。
普段の会話の時、あなたはどんな声で話をしていますか?
こもった声?カン高い声?落ち着いた声?
・・・実はこれらの声は、ほとんどが「不自然に作られた声」であって、“地声”では
ないのです。中には、普段から正真正銘の地声で話をされる方もいます。
しかし私は、現在の日本人で普段から地声という方はほとんどいない、
という印象を持っています。
声というのは、声帯でまず“音”が作られ、その“音”をアゴ、舌、唇、などを使って
“声”に変えています。(※ここでは説明のためにプロセスを分けて書きましたが、
実際には“音”ができるとほぼ同時に“声”を発しています。)
同時にこの時に声帯でできた“音”は、
頭蓋骨や鼻周辺の軟骨などに伝わり、
『共鳴』を起こして大きな音になります。その共鳴する部分の大きさ、硬さ、
形や密度などによってその人の【声質】が決まっているのです。
ちょっと話がそれましたが、普段話している“声”はアゴや舌などの部位に
変な力みがあったり、息の吸い方が不自然だったりして『不自然に作った声』
になってしまっているんです。
これには、生活環境や親の影響が大きいとされています。
実際に自分の“地声”がどんな声をしているのか知ったとき、多くの方が
驚かれると思います。それ程、普段は『不自然に作った声』に慣れてしまっているのです。
そして、この“地声”が変な人というのはいません。
もちろん好みはあります。しかし、人間の体の構造を持っているのですから、
自然に地声をだす事ができれば、本来の自分が持つ個性的な魅力のある
素敵な声が出せるのです。
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