楽譜 読み方 – 楽譜の読み方【無料講座】その4.音階(前半)

楽譜の読み方オンライン無料講座【音楽理論編】

音階って?(前半)

音階(スケール)とは何か?

“音階”とは何か?というのを簡単に言うと『音の並べ方』の事です。

「ハ長調」という言葉や「イ短調」という言葉を聞いた事はありませんか?

これらはその音の並べ方の名前なのです。

 

音階には大きく分けて2種類あります。

1つは『長音階』(メジャースケール)と呼ばれるモノで、

明るいイメージのする音階です。

「~長調」という呼び方をします。

 

もう1つは『短音階』(マイナースケール)と呼ばれるモノで、

暗いイメージがする音階ですね。

「~短調」という呼び方をします。

 

西洋音楽では、オクターヴの中に“7つの音”を並べて“音階”とします。

(細かい話をすると、音が5つや6つの音階も存在しますが、ここでは基本となる7つで話を進めていく事にします。)

 

そしてその音階は、基準にする音と並べ方によって『~長調』なのか『~短調』なのかが決まるんですね。

 

例えば、“ド”の音を基準にした場合、基準の音名である“ド”の日本語は『ハ』、英・米語では『C』

 

これが明る~いキラキラっとした音階なら、『ハ長調』や『Cメジャースケール』と呼び、

暗くてド~~ンっとした音階なら、『ハ短調』や『Cマイナーケール』と呼ぶ、

という訳です。

 

また、この基準にした音の事を『主音』と呼びます。

上の例で言うと、主音は・・・“ド”ですね

では、具体的にどのように並べたら『~長調』や『~短調』というのが決まるのでしょうか?

 

『長音階』(メジャースケール)

まずは『長音階』から見ていきましょう。

実はピアノやキーボードでやってみると、簡単に分かってしまいます。

家にある方はぜひ実際に弾いてみて下さい。

 

下の楽譜は“ド”の音を基準に、上の“ド”まで単純に五線譜に並べただけのものです。

これは全て白い鍵盤だけで弾けてしまいます。

実際に鍵盤で弾いてみるとどうなるのか、下に分かりやすく図を載せてみました。

 

赤い丸印が付いている所が、先程の楽譜で示した音に相当する部分です。

 

これはもう立派な『ハ長調』(Cメジャースケール)なんですね。

比べるモノがないので、何となくだとは思いますが明るい感じがしませんか?

では更に具体的に見ていきます。

 

上の鍵盤の図を見ると、

“ミ”と“ファ”の間には何も鍵盤が無く完全にお隣同士になっています。“シ”と“ド”の間も同じですね。

それに対して、その他の音は間に1つ黒い鍵盤があり完全なお隣同士ではありません。

 

この、

完全にお隣の音同士 の関係を『半音』

と呼び、

間に1つはさんでいる音同士の関係を『全音』

と呼びます。

 

そして、『長音階』(メジャースケール)というのは、この二種類の関係が

《全・全・半・全・全・全・半》に並んだ音階の事を指すんですね

 

ギターで言うと、『半音』は完全にお隣同士のフレットの関係。

『全音』はひとつはさんだ先のフレットの関係になります

 

『短音階』(マイナースケール)

では、『短音階』(マイナースケール)での音の並び方はどうなるのでしょう?

とりあえず下に楽譜を載せてみました。

これはまたも単純に“ラ”の音を基準として、上の“ラ”までを五線譜に積み上げていっただけのモノです。

さっきの流れから予想すると・・・

そう、これも全て白い鍵盤だけで弾けてしまう、

というオチになっているんですね。

分かりやすいように、下に図を載せてみます。

赤い丸印が付いている所が、先程の楽譜で示した音に相当する部分です。

じゃあこれは何なんだ?

ハイ、これは立派な『イ短調』(Aマイナースケール)なんです。

 

お隣さんの関係を見てみると、

《全・半・全・全・半・全・全》という並び方になっていますね。

このように並んだ音階を

『自然的短音階』(ナチュラルマイナースケール)

と呼びます。

・・・ん?自然的って・・・?

 

3種類の『短音階』(マイナースケール)

さて、一度ここで整理してみます。

ある音を基準に、《全・全・半・全・全・全・半》と並べれば、
『長音階』(メジャースケール)。
ある音を基準に、《全・半・全・全・半・全・全》と並べれば、
『自然的短音階』(ナチュラルマイナースケール)。

ここまでは大丈夫でしょうか?

でも実はコレだけではないんです。

短音階にはあと2つの音階があるのです。

ではまず、2つ目の短音階(マイナースケール)を見ていきます

 

『和声的短音階』(ハーモニックマイナースケール)

『自然的~』に対して『和声的~』ときました。

一体何が違うのでしょうか?

『和声的短音階』(ハーモニックマイナースケール)では、
ある音を基準に、《全・半・全・全・半・半+全・半》という並びになります。

途中に何やら怪しげなモノがでてきましたね。

この《半+全》というのは“増二度”というのですが、インターバル(音程)のご紹介をする時に、詳しく書こうと思います。

ここでは、いったn流して先に進めていきましょう

では分かりやすく、下に図を載せてみます。

図を見たら分かるように、“ソ”の音の位置が変わっていますね。

すぐ隣の黒鍵に変わっているので、

『“ソ”の音が半音上がっている』事になります。

 

『音の名前』のページで少しだけ触れたのを覚えているでしょうか?

“#”という記号は「半音上げる」という意味があります。

・・・という事でしたが、ここでこの“#”(シャープ)が登場します。

では実際どのように表記されるのか、下に楽譜を載せてみますね。

・・・こんな感じになります。

これで、“ソの音は半音上げておくれ”という事を楽譜に示す事ができます。

では次に、3つ目の短音階(マイナースケール)見ていきましょう!

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