音楽講師なら知っておきたい、音楽講師ならではの「ネット集客」のキホン
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音楽講師にとって、ネット集客は「集客」じゃない?
こんにちは、GOです^^
さて今回は、音楽講師の方にとって、ぜひ知っておいていただきたい「ネット集客」の基本について、お伝えをしていきたいと思います。
というのは一体、どういう事なのかというと・・・
音楽家の方にとっての「ネット集客」というのは、かなり特殊な事情があるからです。
世間一般で言われているネット集客の方法は、確かに、ネット集客のことを知る…という意味では、学ぶ価値がもちろんあります。
ですが、そのままご自身の楽器教室に応用しても、通用しないケースの方が多いのです。
2020年は、新型コロナウィルスの影響を受けて、楽器講師の先生方におかれましても、
大きな打撃を受けたという方が多いのではないかと思います。
それに加え、2020年の12月現在も、コロナウィルスは過去のモノではなく、新型の変異種が登場するなど、また新たな脅威となってきています。
そういった中で、世の中のカルチャー教室の多くがオンライン化する中、楽器教室については、オンライン化をしても、失敗に終わるケースが非常に多いのですね。
その部分を乗り越えて、前に進むためには、「音楽講師ならではの事情を知った上での、ネット集客の基礎」を知っておく方が、
頭もスッキリと整理され、前に進むチカラも出てくるのではないかと思います。

楽器教室は、他のカルチャー教室と全く事情が異なる!
ネット集客の前に知っておきたい、楽器教室と他のカルチャー教室の違い
それでは、楽器講師ならではのネット集客についてご紹介をするために、
まず、「楽器教室」と「他のカルチャー教室」を比較してみたいと思います。
といっても、すごく分かりやすい違いですので、楽器講師の方であれば、瞬間的にご理解されるのではないかと思います。
楽器教室については、
自分の楽器を持っていない生徒さんもおられる
自宅で十分に音を出せない生徒さんもおられる
音を聞く必要があるので、同じ空間にいた方が指導しやすい
「レッスンだと、思い切り音が出せる」という理由で通う生徒さんも多い
細かい表現や、身体の使い方の指導も必要なので、同じ空間にいた方が良い
これがもし、英会話教室やお料理教室、塾や手芸関係なら、
オンライン化してもクリアできるケースが多いのですね。
ですが楽器教室は、上記でご紹介したような事情がありますので、
オンライン化させることが非常に困難で、ハードルが高いのです。
実際に、オンライン化にチャレンジされた楽器講師の方を何人も知っておりますが、
「すごく成功した!」という方は、皆無と言っても過言ではありません。
もちろん、「レッスンが再開するまでの繋ぎになった」というケースは多くあります。
ぼくのドラム教室でも、オンライン化する事で繋がり続けることができましたので、
レッスン再開時には、全員の生徒さんが戻ってきてくださいました。
ですので、やった方が良いのは事実です。
ただ、それで十分なレッスンが提供できる状態にするのはとても難しい、という事なのですね。
ネット集客を、これまで楽器講師の方があまりしてこなかった理由は?
楽器講師をされている方で、ネット集客をしっかりとやっているケースは、これまであまりありませんでした。
その理由は、先ほども書きました通り、オンライン化がすごく難しいですので、
基本は「地元密着」という事になってきます。
そうすると、あまりしっかりと集客をしなくても、ある程度は生徒さんが勝手に集まってきたのですね。
ですが、新型コロナウィルスの影響で「密を避けてください」という事になり、多くの楽器講師の方が、「生徒さんが激減した」という状況に追い込まれています。
生徒さんが激減して、このままだと厳しい・・・でも、楽器を辞めたくない。
その状況を脱するために、そのままネット集客を始めても、失敗をします。
オンライン化がそもそも難しく、対面レッスンは「密になる」となる訳ですので、
ポイントは、「提供するサービス内容自体を変える」という事になります。
この方向へ進まなければ、ネット集客を上手く取り入れることができないのですね。

ネット集客のためには、まず売るものを変える必要があります!
ネット集客に向いている、楽器講師のための新サービスとは?
それでは、具体的にどんな風に、提供するサービスを変えたら良いのかについて、
ここでは代表的なサービス内容を3つ、ご紹介いたします。
1.教則動画の通信販売
ネット集客と相性が良いサービス内容は、教則動画の販売です。
ご自身のレッスンのノウハウをまとめた動画を、ネット上で販売していくという方法ですね。
特に、楽器レッスンの世界には昔から教則ビデオがありましたので、
全く新しいサービスという訳ではないのです。
そうすると、購入される側も特に違和感がなく、買いやすいという事になってきます。
ポイントは、目的を絞り込むことです。
といったように、目的を絞り込んでいくことがポイントになります。
さらに、ご購入者の方には、直接のアドバイスやメール質問を受け付けます、
といったアフターサポートが付いている方が良いですね。
2.オンラインコミュニティの運営
2つ目は、オンラインコミュニティの運営です。
これも実は、今に始まった事ではありません。
楽器にはずっと前から「同じ楽器同士のメンバーが集まるコミュニティ」というのがありました。
そうすると、「あ、この先生すごく自分に合うなぁ!」と感じる方がおられた時に、
コミュニティに入るという動きが起こってきます。
ピアノやサックス、ギターなどなど、すでに多くのコミュニティが運営されていますが、
上手くいっているコミュニティに共通しているのは、
こういった共通点があります。
気をつけたいポイントとしては、あまり高い値段が付けられない事です。
先ほどの、教則ビデオや教則動画については、しっかりと作り込むことで、
1つ1万円や3万円といった高額な教則ビデオを作ることも可能です。
それこそ「動画レッスン30回分!」といった動画レッスンを作れば、
1万円だと「安い」と感じる方もおられるでしょう。
ですが、趣味に関するコミュニティ運営となると、
高くても月に5000円が限界かと思います。
一般的には、1000円~3000円のところが多いですね。
ただ、毎月安定して収入が得られるというのが、一つの大きなメリットとなります。
つまり、「教則ビデオの販売と、コミュニティ運営を、両方ともやる」
という形にする事で、安定した良い状態を作っていける、という事ですね。
3.条件を絞ったオンラインレッスン
こちらは、たとえば、
といった方に絞って、オンラインレッスンをするという形ですね。
ですがやはり条件が厳しいですので、最後の最後にできたらやる…という方が良いでしょう。
今回のブログのまとめ
今回は、音楽講師の方にとってのネット集客の基本について、
お伝えをしてみましたが、いかがでしたでしょうか?
ネット集客をする前に、そもそも提供するサービスから考える方が良い、
ということですね。
ただ、提供するサービスがなんであるにしても、
ご自身のウェブサイトを持っていることは、これから必須となります。
その理由についても、また別の機会にてお話をさせていただければと思います。