リモート演奏 – リモート演奏をやってみるメリットと、進め方について
今回のブログを動画でご覧になりたい方、もしくは耳でお聴きになりたい方はコチラ
リモート演奏をやってみるメリットと、進め方について
こんにちは。
これからもずっと楽器で仕事をしていきたい楽器講師専門のウェブパートナー、GOです^^
今回のテーマは、「リモート演奏」です。
2020年の新型コロナウィルスの影響によって、緊急事態宣言が出されたことは、皆さま覚えておられるかと思います。
その際、外出の自粛などなど、人と会う事がなかなかできなくなったり、
ステージでの演奏といった、人が多く集まるイベントが中止されるなどなど、
楽器講師の方や、演奏家、音楽家の方も、大きく活動が制限されてしまったのではないかと思います。
そんな状況の中で始まっていったのが「リモート演奏」ですね。
ちょっと余談となりますが、ぼく自身は、新型コロナウィルスによる緊急事態宣言になる前から、
こういったリモート演奏について、仲間と試してみていました。
というのは、ニコニコ動画という動画投稿サイトにて、何年も前からリモート演奏が存在していたからです^^
「演奏してみた」関係の動画を合わせてみた、という動画投稿者がおられたのですね。
今回はそんなリモート演奏について、楽器講師の方がチャレンジしてみるメリットと、大まかな全体の流れをご紹介いたします。
リモート演奏には、意外に大きなメリットが3つあります
それではまず、楽器講師の方がリモート演奏にチャレンジするメリットについて、まとめてみましょう。
リモート演奏というと、「離れていても、一緒にアンサンブル演奏ができる」といったメリットが目立ちますが、それよりも大きなメリットが3つあります。
それは一体なにかというと、
この3つです。
生徒さんに、楽しんでもらう事ができる
何より大きなメリットは、この「生徒さんに、楽しんでもらう事ができる」という点です。
これは、パッと聞いただけだと、

それのどこが、メリットなの・・・?
と感じてしまうかもしれませんが、生徒さんにとって「先生が一曲をフルで演奏する」というのは、意外にあまり聴く機会がなかったりします。
ですので、それ自体がちょっとした特別な体験になる、という事ですね。
まして、生徒さんが良く知る先生が、リモート演奏に参加して演奏しているのですから、
生徒さんも、楽しんで見ることができるのではないかと思います。
こういった、「生徒さんの事を考えて、何かにチャレンジしてみる」というのは、
ビジネス面から見ても、とても大切なことですね。
生徒さんの、ちょっとした発表会の場にする事もできる
2つ目のメリットは、生徒さんのちょっとした発表会の倍にする事もできる、という点です。
簡単に言えば、クローズドな環境で、生徒さんにもリモート演奏に参加してもらう事ができる、という事ですね。
生徒さんにも演奏の動画を撮ってもらって、それを、リモート演奏の中に入れてあげることで、
生徒さんご自身にとっては、ちょっとした発表会のような雰囲気になります。
Youtubeに動画をアップロードする際には、友人や知人など、URLを伝えた人しか閲覧ができない、「限定公開」にしておけばOKです。
先生の演奏を広く、聴いてもらえる
3つ目のメリットは、楽器講師の方で集まってリモート演奏にチャレンジし、その動画をYoutubeにアップすることで、
先生の演奏を、広くいろんな方に聴いてもらう事ができる、という点です。
これはよく、集客のようなビジネス的な作業という一面のみが注目されてしまいますが、
という、未来の生徒さんにとっては、とても重要なポイントになります。
楽器講師とその生徒さんには、やはり人間同士ですので、ある程度は「相性」があったりもしますね。
未来の生徒さん側からしてみれば、やはり、少しでも相性の良い先生の教室で、レッスンを受けたいという希望もあるかと思います。
その時に、楽器講師の演奏を広く聴いてもらえるようにする、というのは、
生徒さんの楽器ライフの未来を、大きく左右する事にも繋がってくる、という事ですね。

集客というのは、ムリに集めるのではなく、未来の生徒さんが選びやすいように情報を提供していく事、というイメージです。
リモート演奏を進めていく大きな流れをご紹介
それでは後半は、リモート演奏を進めていく、大きな流れをご紹介いたします。
全体の流れとしては、
1.メンバーを集める
2.楽曲を決める
3.収録をする
4.動画を作る
5.動画を公開する
この5ステップとなります。
それぞれのステップについて、今回は大きな流れを見ていくという事で、簡単にご紹介をしていきたいと思います。
1.メンバーを集める
まず最初は、メンバー集めです。
この際に注意をしておきたい点は、
ということです(笑)
いったい何かというと、
「どんなメンバーになろうと、そのメンバーが活かせる選曲とアレンジ、編集をするぞ!」という覚悟を決めておく、ということです。
何故かというと、集まるメンバーに偏りが出てしまう可能性もあるためです。
「本当は、ピアノ、フルート、ギター、ベース、ドラム」とかが良いなぁと考えていても、
といった編成になる場合もあり得る、という事ですね。
どんな編成でも良い演奏を作るぞ!という覚悟と気持ちが、意外に大切です(笑)
2.楽曲を決める
次のステップは、楽曲です。
ここは、大きく3つのポイントしかありません。
1.みんなが知っていて楽しめる曲の方が良い
2.レベルに合った楽譜を選ぶ
3.編成に合う楽譜がない場合はピアノ譜を元に考える
3.収録をする
楽曲が決まったら、それぞれメンバーで動画を撮影していきます。
撮影をする際に、細かい取り決めをすると、場合によっては収録が遅くなってしまう事があります。
たとえば「防音スタジオで撮ること」といった決めごとをするよりも、
「なんでもOKです」としておく方が良い、ということですね。
そもそも、録音する音に徹底してこだわるなら、レコーディングスタジオで撮りましょう、となります(笑)
リモート演奏は、「それぞれの環境で撮る音を混ぜるから、面白い」という部分もありますので、
・演奏していることが分かるように撮る
といったくらいで十分かなと思います。
4.動画を作る
動画が揃ったら、リモート演奏の動画を作っていきます。
音楽的に細かい部分は、また別の機会にブログを書きたいと思いますが、
どうしても、個々で動画を撮影しますので、アインザッツが微妙に揃わない場合も起こりえます。
これは、指揮者がいない状況での収録となりますし、
仮にドラムを先に撮って、それを聴きながら撮るにしても、個人個人で微妙に感じ方が変わるからです。
そのため、できれば音楽編集ソフト(DAW)を使って調整をする方がよいでしょう。
もう一点、当たり前のことですが…音を取り出してDAWで調整し、また動画に戻すときは、
動きと音を合わせる調整を忘れないようにしましょう(笑)
5.動画を公開する
ここまで出来たら、いよいよ動画を公開です。
生徒さんにご連絡して見て頂いたり、SNSで紹介してみていただきましょう^^
今回のブログのまとめ
今回はリモート演奏についてご紹介をしました。
リモート演奏は、まだまだこれからの分野だと思いますが、
とてもいろんな可能性を秘めた分野だと思います。
それに何より、思った以上に楽しいです(笑)
ぜひ、ご参考にしてみていただければと思います。
それでは今日も、顔晴っていきましょう!