コベカツ運営側の皆様に、3つの緊急提言

こんにちは、神戸吹奏楽ガイドの代表GOです。
今回のこのブログでは、コベカツの中でも特に吹奏楽に関わる緊急性の高い3つの問題について、緊急提言をお伝えいたします。
内容は、
■1.練習場所を増やすための対策について
■2.学校所有の楽譜を使用する対策について
■3.保護者への説明を行う際の「方向性」について
この3つとなります。
いずれの内容も、可能であれば4月上旬(新入生が体験入部を始めるまで)までに進めたいと、個人的には危機感を覚えておりますので、
ぜひ、共有をさせて頂ければと思います。
1.練習場所を増やすための対策について

学校によってバラつきがあると思いますが、現状、吹奏楽に関するコベカツ運営団体については、
音楽室の使用
が、神戸市の教育委員会によって調整されているかと思います。
しかし、吹奏楽経験者なら全員がお分かりになるかと思いますが、
日常的な吹奏楽の活動を「音楽室ほどの広さだけ」で行うことは、ほとんど不可能です。
ドラムやティンパニ、シンバルといったパーカッションが楽器練習をしている横で、クラリネットやフルートが練習をすることは、ほとんどできません。
先日、母校の吹奏楽部(兵庫県立夢野台高等学校)へ私用で伺いましたが、
音楽室でドラム練習をしている男子生徒がおり、そこから数メートルほど離れた音楽室の入口では、会話をするのもやや困難でした。
一般の吹奏楽団では、200平米以上のレンタルスペースを借りて練習するケースが多く(神戸メリケンパークのフィッシュダンスホールなどなど)、それでも、やはり全てのパートが同時に個人練習、パート練習するのは難しく、お互いに気を遣い合って活動されています。
中学校の音楽教室は、多くの場合「通常の教室二部屋分」ということで、平均で約128平米という事になると思いますが(文部科学省のデータを参照・https://www.mext.go.jp/content/20210727-mxt_sisetuki-000017043_4.pdf。公立小中学校の普通教室の平均面積は 64 ㎡)、
この広さの空間のみでの練習は、コベカツを盛り上げれば盛り上げるほど子ども達が練習できなくなっていく、矛盾が生じる状態となっています。
廊下やピロティの使用を検討されている学校もあるとの事ですが、人が行きかう通路での練習は、楽器を傷付けてしまう不安から、子ども達は大変なストレスを抱えながらの練習になってしまうかと思います。
「公園などの公共施設の中で大人が趣味で楽器の練習をしている」という指摘もありますが、大人は「自分の楽器だから、全責任を自分で負う」と考えているからであり、「人様の楽器をお借りしている」「何かあった時、自分では責任が取れない」という意識の子ども達は、不慮の事故などで楽器を傷つけることに大きな不安を覚えます。
また、楽器には「個体差」があり、お金で新品を買ったから全て元通り、という訳にはいきません。楽器をダメにしまった記憶は、子ども達の心に大きなショックと傷を与えてしまうでしょう。
実は教室内は、机と椅子があることで「誰かが勢いよくぶつかってくる事はない」というのが、心の深い部分での安心につながっており、遮るものが何もない廊下やピロティでの練習は、無意識に不安とストレスを抱える子ども達が増えてしまうと予想します。
「音楽室以外の使用」に関する解決策の緊急提言
神戸市議会議員の先生方をはじめ、数名の方にご相談をさせて頂きましたところ、
校長先生に相談をすることで、校長先生が市教育委員会と、学校施設を使用する他団体間との調整を行っていただいた上で、音楽室以外の特別教室の使用についてご対応いただけるのではないか。
という、現実的な案が提示されました。
法律上、学校側の最終的な意思決定に関する権限は、校長先生が持っておられます。
そのため、校長先生に吹奏楽の練習に関する実情をご説明された上で調整を行っていただく事で、せめて「木管楽器」「金管楽器」「打楽器」の3つを分けて、日常の活動を進めていけるよう、
運営側にて動いていただく事は可能ではないかと考えております。
2.学校所有の楽譜を使用する対策について

神戸市が所有している楽譜は、現状の多くが地方自治体の「物品管理規則」などに基づいて「消耗品」として登録されています。
吹奏楽経験者であれば、「なぜ楽譜が消耗品なのか?」と疑問をお感じになると思いますが、登録の際の仕分けは、大きく「備品」と「消耗品」に分かれており、楽譜は紙で破れたりする場合があるという事情から、備品ではなく消耗品として登録されています。
また、部費で購入した楽譜も、公立学校の部費(保護者から集める徴収金)が「公費」またはそれに準ずる「学校徴収金」として扱われますため、学校の所有物である消耗品として登録されます。
また、楽譜には著作権法について常に考える必要があります。
学校所有物の楽譜を私的範囲に限ってコピーするのは合法ですが、貸し出した楽譜が違法にコピーされるのではないか、という懸念もないとは言い切れません。
上記二点、「消耗品として登録されている」「著作権で保護されている」といった事情から、現状では「学校が所有する楽譜が使えない」ということでお困りの団体のあるのではないかと思います。
「楽譜の使用」に関する解決策の緊急提言
まず、「絶対に使うことができない」と諦めてしまうのは、まだ早いというのが現状です。
たとえば、神戸市議会議員の先生の方から、
・学校の図書から貸与するという形にするのはどうか?
といった提案などが、教育委員会に対して行われているなど、現在、まだまだ検討、議論の余地が残っている状況とのことです。
神戸市教育委員会側からも「検討中」と聞いており、「使えない」という最終決定が行われた訳ではないという状況です。
吹奏楽団体側の皆様方におかれましては、
「活動費の他に、楽譜の購入費も徴収しなければいけないのか?」
「それも保護者に説明せねばならないのか」
と、お悩みの方もいらっしゃるかと思います。
まだ最終決定が行われた訳ではなく、こちらから働きかけることでまだ動く余地はあるかと思いますので、最悪のケースも想定しつつ、諦めずに行政側に働きかけることが重要だと考えます。
3.保護者への説明を行う際の「方向性」について


神戸吹奏楽ガイドでは、今年2026年の3月9日より、独自に保護者アンケートを実施しています。
アンケート回答者は主に、神戸市在住の保護者となっており、注目すべきポイントは、
約半数に迫る48.4%の保護者が自由回答欄に心境を書いてくださっている
という点です。
通常は10%以下と言われる自由回答欄に、約48.4%ものお声が集まる理由は、
コベカツについてどうするかを現在進行形で考えているから
です。普段からよく考えているからこそ、スラスラと自由記入欄に意見が記入できると考えられます。
ではなぜ、完全移行する9月まで半年ほどあるのに、3月の段階で具体的な検討を始めているのか?
その最大の理由は、
塾との兼ね合いはどうするか?
ということを、保護者が考えるからです。
公立中学校は、約70%の子ども達が塾に通っている
公立中学校は、約70%の子ども達が塾に通っているというデータがあります。
その他、公平性のためにいくつかウェブ上に公開されているデータを調べましたが、
- 中学1年生:約57.8%
- 中学2年生:約69.2%
- 中学3年生: 約84%
概ね、だいたいのデータが「過半数の中学生が塾に通っている」という結果で共通しています。
そして、コベカツの活動時間となる17時~19時は、塾に通う子ども達が最も多い時間帯です。
保護者からいただいたご意見を整理し、保護者の考えのフロー形式で表示すると、以下の通りです。
■コベカツの活動時間となる17時~19時は、塾に通う時間帯と重なる。
■子どもが通っている学校からの帰り道であっても、19時という時間帯に女の子を一人帰らせるのに不安を感じる保護者は多く、自然と送迎の必要性を考える
■大手の塾は、マイクロバスでの送迎を行っているところが多く、逆に個人塾は自宅から近いケースもあるので、「それなら学校が終わったら帰ってきて、家で宿題や好きな事をやった後に塾で良いんじゃないの?」と考える
■保護者は4月から(正確には3月現在すでに)塾に通わせることを具体的に検討している
■信頼できるコベカツ吹奏楽団の情報源(ホームページ)もないし、保護者としては塾を優先。コベカツは検討のテーブルにすら載らない
これが、保護者アンケートから浮かび上がってきた、保護者の心境です。
つまり、コベカツへと完全移行する9月というのは、
夏休みも終わり「塾に通う生活リズムが安定して落ち着いてきたころ」であり、そこにコベカツが後から詳細な情報を出してきても、「ウチには関係ない」と検討すらしない
となることが十分に予想されます。
私が、「4月までの十分な対策が、最初の大勝負」とお伝えしているのは、これが主な理由です。
保護者への説明を行う時の「方向性」について、緊急提言
最も重要な対策は、
塾と比較検討されても耐えうるだけの、ホームページを用意する事
です。
何でもいいからホームページを持つのではなく、塾のウェブサイトと比較されても、耐えうるクオリティのウェブサイトを持つことです。
■エディック創造学園さん

■馬渕教室さん

具体的には、このレベルのウェブサイトを持つことが望ましいです。
■コベカツ吹奏楽団用サンプルサイト

保護者は説明会だけで全てを判断することはありません。ほぼ例外なく、ウェブサイトを見て比較検討を行います。
このレベルのウェブサイトがあれば、「塾との兼ね合いを見てやらせても良いか?」という、ご家庭の検討のテーブルに載ります。
考え方としては「塾ありき」です。
つまり、
「塾と両立できますよ」という方向性を打ち出していく事が重要
です。
繰り返しになりますが、4月に保護者の検討のテーブルに乗らなかった場合、9月の完全移行の際に再度、検討のテーブルに載せてもらうのは極めて困難です(マーケティング的な統計では「すでに意思決定が行われた消費者に再度検討してもらうには7倍の労力がかかる」と言われます)。
9月になる頃は、すでに塾に通う生活リズムが安定しているでしょう。
その状況下で「コベカツに移行しますので、活動時間が17時~19時となる」と言っても、「もうウチには関係ない」と判断され、検討のテーブルにすら乗らないだろうと考えられます。
だから、4月までが極めて重要な勝負だと考えます。
【補足】
実は他のスポーツ団体と比べて、吹奏楽は地域との結びつきという点で少し遅れています。
たとえば神戸市北区筑紫ヶ丘エリア(筑紫ヶ丘、広陵町、小倉台、桜森町)では、広陵小学校で活動する剣道グループ、バトミントンチームなどがあり、すでに学校施設を使って活動するノウハウや実績を持っています。
野球やサッカーも民間クラブがあり、公園など施設使用について許可を取った上で、保護者のサポートの元で子ども達が安全に活動できる経験とノウハウを持っています。
書道や絵画、ダンスなども町内に教室があり、経験させたい保護者を受け入れる体制が整っています。
そんな中、吹奏楽のみが地域とのつながりが薄いというのが神戸市の持つ特徴でもあり、弱点とも言えます(ブラスポルテーニョなど神戸市を代表する大きな団体が強い)
その状況の中で認知度を高め、保護者に検討していただくには、ホームページで常に情報を詳しく閲覧できる状況を整えておくことが急務であると考えます。
コベカツ吹奏楽団体のホームページを作成する上での問題点
個別にヒアリングを行った団体側の意見として、予算が限られているという点が挙げられます。
その上で、ホームページを持つことに関する問題点を整理をすると、
■1.作成費と納期の問題
■2.マーケティング上の問題
■3.信頼性の問題
この3つが挙げられます。
1.作成費と納期の問題
サンプルサイトと同レベルのウェブサイトを作るにあたり、(※コベカツ吹奏楽団用サンプルサイト https://enjoybeat.jp )一般的な相場は15万円~20万円ほどになります。
「人を集める」という事に主軸を置いたマーケティング調査を伴うウェブサイト作成は、50万円から数百万円がかかるケースもありますので、相場から考えると安いと言えます。
しかし、15万円~20万円という数字は、実際の団体側への負担を考えた時、決して安い金額とは言えません。
また、納期についても早くて1~2ヶ月、通常は3ヶ月ほどかかりますので、4月には間に合いません。
作成費と納期に関する解決策の緊急提言
神戸吹奏楽ガイドの代表を務める私は、ウェブサイト作成18年、ウェブマーケティング18年の経験を持っており、上記サンプルサイトであれば、費用を押さえた上で作成期間は2日です。
吹奏楽団体側から、デザインに関する大まかなご希望と、掲載する情報、レンタルサーバーやドメインの設定、問い合わせフォームの設定、セキュリティ対策などなど、一通りの作業をすべて含めても1週間~10日前後でどうにか作成できるかと考えています。
また、費用に関しては5万円ほどまで下げられます。
2.マーケティング上の問題
どの情報を、どの順番で、どのように載せるのか?
これがウェブマーケティングの大まかな基本となります。
大手の塾から個人塾まで、激戦区である塾業界のウェブマーケティングは20年以上にわたって徹底的に研究されています。
それに対して何もマーケティングせずに吹奏楽団体のウェブサイトを作っても、保護者から信頼を得るのは困難だと予想されます。
マーケティングに関する解決策の緊急提言
神戸吹奏楽ガイドでは、保護者アンケートやヒアリングといった情報収集の活動を通して、このマーケティング部分をすでに網羅しています。
3.信頼性の問題
私自身の信頼性に欠けるというのも問題です。頼みたくても安心して頼めない、という可能性が十二分に考えられます。
私自身が吹奏楽出身者であり、現在も吹奏楽にてドラムを中心に打楽器パートとして活動をさせて頂いているとは言え、私自身の信頼性にも問題が残っていると考えています。
信頼性に関する解決策の緊急提言
あくまで個人的な努力として、神戸市議会議員さんや神戸市教育委員会といった、コベカツを推進されておられる行政側の皆様との、積極的な意見交換を行ってまいります。
また、吹奏楽団体の代表者、指導者など、吹奏楽団側の皆様方とも意見交換を積極的に行い、信頼性を積み上げていけるように努力をしたいと思っております。
現状について
現在、いくつかの吹奏楽団の方と協議を重ねながら、実際にホームページ作成を進めています。
もしご自身の団体について、ホームページ作成を急がれたい方は、ぜひお問い合わせフォームよりご連絡ください。

